2003年10月22日

 今日は寝坊してしまって、慌てて弁当を作った。さるきちは弁当を作るのに時間がかかる。毎朝、台所は戦場である。台所にはテーブルを置く場所がない。調理台にはまな板を置いているので、ひとつ作業をするごとに隣の部屋のテーブルまで運ばなければならない。例えば、ポテトサラダに入れるために塩もみしたきゅうりも、小さな調理台の上に置いていては他のものを洗ったりなんかした水がパッとかかってしまうので、いちいち隣の部屋へ運ばなければならない。バタバタと行ったり来たりの繰り返しである。さるきちの作業をもうひとつ困難にしていることがある。・・・実はさるきち、片づけが大の苦手なのである。台所の床は、スーパーの袋に入った野菜や、ペットボトルなどで多くを埋め尽くされているのだ。よって、それらをよけたりまたいだりしながらうろうろしているのである。食器を置いている棚の前にも荷物があるので、思いっきり手を伸ばさないと届かなかったりする。これらの荷物を整理して、小さな折り畳みのテーブルでも置けばいいのかもしれないが、どうしても片付けられない。   今日は寝坊した割にはいつもより楽に弁当が作れた。昨晩、きんぴらごぼうを作っておいたのだ。弁当の隙間埋めの一品でいつも困ってしまうのだが、たくさん作って小分けにして冷凍しておけば、ピンチの時にすぐ使えるからだ。せっかく作ったのだから晩御飯に出せばいいものを、少しでもたくさん冷凍庫にストックしておきたいので、ご主人様の帰宅の前にわざわざ弁当用に作った。といっても、ごぼうのあく抜きが面倒で、一袋148円のごぼうと人参をきんぴら用にカットしたものを買ってしまった。これで弁当(2人分)4回分になった。冷凍食品でも、きんぴらごぼうがカップに入ったモノが売ってあるが、こうして作れば半額くらいにはなるんじゃないだろうか。夜中、さるきちがこたつの上で、「こういう、たゆまぬ努力がねぇ〜」と満足げにきんぴらをラップに包んで小分けしていると、「大量に食わせる気だな」とご主人様。ちがうもん、時々少しずつだよ!
 今日の晩御飯は牛肉コロッケ、初めてコロッケに挑戦した。スーパーでひき肉の棚に行くと、牛のひき肉はほとんどなく、やはり他のひき肉より高かった。合いびき肉にすれば半額近くだったが、なぜか今日は「牛肉コロッケ」にこだわってしまい、牛ひきにしてしまった。120gくらいで260円だった。ジャガイモは家にあった。このジャガイモは3個で多分70円くらいだ。玉ねぎは冷蔵庫に余っていたのを刻んだ。これは15円くらいだろうか。しめておおよそ、350円か。でっかいコロッケが4個できた(菜ばしで持ち上げると重くて落っことしそうだった)。でも、スーパーでも1個100円で売っているので、たいそう変わらない・・・。こんなに手間をかけたのに。まぁ、愛情こもった「さるきちコロッケ」ということで許してほしい。ご主人様も、緊張の面持ちでコロッケを口にしたが、「お、コロッケだ・・・」と言ってくれた。あたりまえだ、ちゃんとコロッケを作ったんだもん。でも、料理べたのさるきちがなんとかコロッケらしきものを作れたことに感動したようだ(?)。
こんどから合いびき肉にして、肉も少し減らそう。そうすればたぶん1個50円くらいでできるだろう。今日は「ひき肉たっぷりの牛肉コロッケ」というイメージが頭から離れず、肉を入れすぎて(ちょうどよい量のひき肉がなかったからでもあるが)少しポロポロになってしまったし。

posted by sarukichi at : 00:00